都市建設すすむ・国立国際会館、下水処理場、国鉄新幹線、名神高速道路(56-4)

「京都1962年 都市建設すすむ 京都市広報課」国立国際会館 中村建設大臣、川島国務相ら一行が、1月22日、国立国際会館の建設地、洛北・宝池を実地視察しました。現地で松島京都市助役から説明を受けた後、記者会見に臨んだ中村大臣は、「本年度から30億円を投じて第一期工事に着手、国連ビルに次ぐ立派な国際会議場にしたい」と語りました。 下水処理場 明るく健康な街づくりには、まず都市の静脈と言われる下水道の管理が第一と、京都市では、総工費およそ15億円で鳥羽下水処理場の拡張工事を急いでいます。この工事は、来年春には終わる予定で、完成すれば処理能力が一挙に今までの2倍となり、下水管の延長工事と相まって、家庭の悩みの種となっている汲み取り問題の解決にも大きなプラスになるわけです。 国鉄新幹線 また、東京と大阪を3時間で結ぶ夢の超特急、国鉄東海道新幹線は、東京オリンピックまでに完成を目指して工事が進められています。京都市内では、新幹線東山トンネル工事が、昼夜兼行で行われ、鴨川の橋脚工事もすでに着工。今の京都駅の南側に作られる新しい京都駅も、来年8月完成の予定です。 名神高速道路 名古屋と神戸を2時間で結ぶ名神高速道路は、全長188キロ。完成の暁には、大都市道路交通の緩和、沿線地域の開発などにも役立ち、この新しい動脈に大きな期待が寄せられています。山科地区4.3キロはすでに完成。美しいグリーンベルトを挟んで4車線。その滑らかさは世界的水準と言われています。