小児まひ対策に本腰(52-3)

「京都1961年 小児まひ対策に本腰 京都市広報課」京都市衛生局では、2月の初めから、市内の各保健所で、小児まひの予防接種を始めました。小児まひにかかる子どもは段々減ってはいますが、それでも去年は28人の患者が出ました。今度の予防接種の対象は、昭和34年7月1日から35年6月30日までに生まれた赤ちゃんで、届け出によって予防接種を行いました。小児まひは、お母さんたちの悩みの種で、かわいいわが子を丈夫に育てようと、保健所には赤ちゃんを連れたお母さんが列を作っています。ひと頃はワクチンの足りないのが悩みでしたが、厚生省から1万5000人分が届いて、どうやらほっと一息。よく太った赤ちゃんたちが、ちょっと痛いので泣き出しますが、お母さんたちは、やっとこれで一安心といった表情でした。

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