シーズンを前に-観光京都の表情-(50-1)

「京都ニュース シーズンを前に ―観光京都の表情― KYOTO NEWS」1年を通じて京都を訪れる観光客は1000万人。山々に雪化粧を残すシーズン前から続々お客が詰めかけます。お客様を迎えるのに素顔では失礼というわけで、春の観光シーズンを前に、今、京都ではお化粧直しに大わらわです。遊覧バスもフル運転に備えて整備中。車も、バスガイドさんの白魚のような手で撫で回されてご機嫌です。シーズンオフでひっそりしている有料駐車場の看板も、今のうちとばかり塗り替えの真っ最中。名勝嵐山渡月橋の欄干がすっかり取り替えられ、保津川名物屋形船もスタートラインに並んで待機中というところ。街の土産屋さんでも、稼ぎはこれからと仕入れや模様替えに大忙し。一方、観光客の憩いの場、旅館側(?)ではサービスに手落ちのないよう、番頭さんから女中さんまで、お行儀の講習会。お茶の出し方やふすまの開け方はもとより、京都の地理や歴史、英語会話まで講習しています。国際都市のお巡りさんが英語ぐらい話せなければと、府警本部でも普段厳めしいお巡りさんが神妙に英会話の勉強中です。  「...、ディス シジョウストリート」「ザ ヤサカシュライン イズ アット ザ イースト エンド オブ ディス シジョウストリート」外人観光客を迎えて悩みの種はホテルです。国立国際会館も約束され、ますます増える青い目のお客様に備えて、京都ホテル、都ホテルなどでは増築工事に急ピッチ。近づく春の観光シーズンへの序曲を奏でる京都の表情でした。