八朔祭 松尾神社(45-2)

「京都ニュース 八朔祭 松尾神社」
酒造り、農業の神様として有名な、洛西松尾神社では、毎年八朔祭が行われます。これは、昔8月1日、早生の取り入れ初めにあたり、厄日を免れ、中生、晩生の生育を祈る行事でしたが、今ではひと月遅れの9月1日に行っています。この日境内では、今年の五穀豊穣、商売繁盛を祈って、土地の若者たちによる草相撲が奉納されます。この相撲は、鎌倉時代より連綿として続けられたゆかり深いもので、塵を切り水をつけての仕切りは大相撲の本場所そのままです。京都が誇る郷土芸能六斎は、吉祥院、嵯峨野の人々によって披露されました。とんぼ返りや逆立ちと、獅子舞も汗だくの熱演です。賑やかな松尾神社の八朔祭でした。