みんなの道路みんなで広く ―市民憲章重点目標―(42-4)

「京都ニュース みんなの道路みんなで広く ―市民憲章重点目標―」
道路はその年の発展のバロメーターと言えましょう。都会の動脈、それは道です。ところが、最近車が増えた上に大型になって、せっかくの道路が、だんだん道路としての役目を妨げられるようになってきました。そこで市民憲章推進会議で今年の市民憲章の推進目標として道を広く使いましょうと申し合わせ、強力にこの運動を進めることになりました。5月29日、各界の代表者が集まって、協力会が組織され、道を広く使う運動を積極的に進めようと、6月10日から交通安全週間と並行して、この運動が始められました。初日には市内で一番交通難とみられる、四条寺町付近に市長代理松嶋助役、ユアサ(?)府公安委員長、クツナ(?)府警本部長らが街頭に進出。道行く人に協力を呼びかけました。では、道路が、どんなふうになっているか、みなさんと一緒に市内を歩いてみましょう。自転車は手軽に乗れるところから、簡単に、どこにでも置けますが、これはいただけません。これですと、邪魔になるばかりでなく、盗難にもかかりやすいというものです。これはまた、随分横着な駐車です。ここでは歩道が仕事場になっています。広くて涼しい作業場で、能率も上がろうというものですが、これでは公の道の役目が台無しです。これはお店の前、大変な繁盛ぶりです。それは結構ですが、歩道がお店になっているようです。歩行者も遠慮して車道に遠回り。これも観光京都(?)にふさわしくない風景です。ゴミ箱は、やはり、家の中に入れていただきたいものです。アスファルトの道路、スケートにはもってこいです。あっ自動車。おっと危ない。こんな路上での遊びは考えもの。みんなの道をみんなで広く。道路を広くすれば問題ないわけですが、いろいろの関係で現状ではすぐには無理なようです。車も人も一緒になって、みんなが道を広く使おうと心掛けて実行すれば、京都の道も案外広くなることでしょう。