ようこそビジェさん ―パリ市会議長京都市訪問―(39-4)

「京都ニュース ようこそビジェさん ―パリ市会議長京都市訪問―」
友情都市パリの首席代表???(ジャンルイ?)ビジェ夫妻は、去る13日、午前8時4分着の彗星で入洛しました。プラットホームに、高山市長夫妻はじめ関係者多数が待ち受ける中を、紺の背広にレインコートという軽い出で立ちでホームに降り立ったビジェ夫妻は、高山市長と友情を誓う固い握手を交わしました。駅の正面では、日仏両国の小旗を持った小学生や市民の歓迎にも手を振ってこたえ、子どもたちと握手を交わすなどほほえましい親善ぶり。都ホテルで小憩ののち、京都パリ両市の紋章を飾った京都市役所を訪れたビジェ氏は、市長室に入りイブキ教授の通訳で和やかに懇談しました。折から降りしきる小雪の中を、消防音楽隊の演奏に送られて市役所をあとにしました。午後から、桂離宮を見学した夫妻は、素晴らしいの連発です。この後、金閣寺に回って、この日は都ホテルで京都での第一夜を過ごしました。越えて14日は、午前中、清水寺をはじめ市内を観光しました。お昼は、野村別邸で開かれたガーデンパーティーにのぞみ、おでんや天ぷらなどの日本(※音飛び)料理に舌鼓を打つ夫妻でした。続いて、観世会館で開かれた市民歓迎会に出席。京響サロンアンサンブルの両国国歌演奏の後、舞台に上がったビジェ氏は、京都とパリの友情の花を咲かそう、と京都市民へのメッセージを述べました。ビジェ氏から京都市へのプレゼントとして、パリ市の旗が高山市長に手渡され、京都市からお土産として贈られた紋付の羽織をさっそく羽織って披露する夫妻です。引き続いて、祇園、先斗町のきれいどころの舞踊を、また、能「羽衣」を鑑賞、市民歓迎会を終わりました。こうして、3日間にわたる友情の訪問を終えたビジェ氏は、16日朝、京都駅での記者会見にのぞみ、高山市長との共同コミュニケを発表。友情盟約を具体的に発展させ、学術、文化、経済、その他の交流によって、パリ京都両市を結ぶ絆をさらに深めようと約して、帰国の途に就きました。