「京都ニュース 春ビナかえる ―山科・黎明養鶏場―」
柔らかな春の日差しを浴びて、東山区山科の一角で春ビナの孵化が行われました。これは、農家の副業としてめっきり盛んになってきた養鶏の、品種改良のため、京都市農政課が毎年行っているもので、優秀な鶏の卵およそ1万5000個を選んで孵卵器に入れます。この孵卵器は中の空気を攪乱して調節しながら、37℃から38℃ぐらいの温度を保っています。この中で3週間の間、卵を温めますと、私は雛になりたいとばかり卵たちはかわいらしい春ビナに変わって、めでたく誕生します。これを、オスとメスとに分けて、申し込みのあった農業組合へ配給するわけです。
