こどもたちのしあわせを(113-4)
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「京都ニュース こどもたちのしあわせを 京都市広報課」
無邪気に遊ぶ子どもたち。子どもは社会の宝だと言う。また児童憲章には立派なことが謳われている。やかましくて勉強できないんだ。教室の窓も二重に。公害の波は子どもたちに押し寄せる。試験で始まり試験で終わる生活。尊い青春のエネルギーは、儚く消される。学校から帰るとすぐ塾へ。ピアノ、そろばん、英語と、まるでスケジュールに追われている売れっ子のタレント並み。甲子園球場でやってみたいな。広場が欲しい子どもたち。この世に全く場所がないわけではなかろうに。大人とて、遊び場が少ないのは同じである。ボーリング場はどんどんできてきた。しかし、これもなかなか高くつきます。何とか良くしよう、私たちの生活。民主市政への期待も大きい。みんなの活動が住みよい社会への原動力となるのだ。デラックスなおもちゃ。しかし、子どもの夢を育てるには、お父さんと一緒に作る竹とんぼの方が望ましいのではないか。障害児の福祉を願って、熱心に活動を続ける両親や学生ボランティア。しかし施設もまだまだ足りないのが現実。この子ども達が人間として幸せに暮らせるようにすることは、両親や一部の活動家だけの力で及ぶものではない。次の社会を背負う子どもたちを健やかに育てることは、大人全部の責任であり、地方自治体の大きな仕事でもある。