理想のまち建設へ(101-3)

「京都ニュース 理想のまち建設へ 京都市広報課」年々住みにくくなる都会。車や人は増え、交通事故や公害に悩まされる住民。所せましと住宅が立ち並ぶ、街の周辺部。監視の目をかいくぐる違反建築や危ない宅地造成も後を絶たない。需要に追い付けない公営住宅や公団住宅。こうした中で富井市長は、人間の暮らしを取り戻そうと、大枝・大原野地区に、理想のまち、洛西ニュータウン計画の実施に着手しました。図面を引くその手、その目にも、市民の願いが込められているのです。計画の第1段階は土地の確保。生活を支える土地。お百姓さんの土への愛着は、また格別です。土地の所有者と、納得のいくまで話し合いが続きます。協力を得た土地では、早速測量が始まり、洛西ニュータウンづくりは第2段階へ踏み出しました。緑に囲まれ、人と車が分離された道路、学校、公園、そして市場など、すべてがそこに住む人本位に考えられた理想的なまち、洛西ニュータウン。その計画は、市民の夢を乗せて、すでに歩み始めました。