日脳にとりくむ(100-3)

「京都ニュース 日脳にとりくむ 京都市広報課」恐ろしい日本脳炎のシーズンがやってきました。今年も、たくさんの人が予防注射を受けました。市衛生局防疫事務所。伝染病が発生したとき、患者の収容や家の消毒などをします。新しく係もこしらえ、設備も整えました。また、日本脳炎などの伝染病を出さないように、予防にも力を入れています。日本脳炎の運び屋、コガタアカイエカのボウフラを探して、薬を撒いていきます。人家の間にある田んぼにも、薬を撒いてボウフラ退治。池、溝などでボウフラを採集して、その生態を調べます。成虫の蚊はどのあたりに多いか、どれくらい飛ぶのかなどを調べます。蚊は、ドライアイスから出る炭酸ガスにひかれて集まってきます。また一方では、集まりやすい河原や草原に蚊帳を吊って、蚊を生け捕り。防疫事務所の職員は、全部で32名。24時間、私たちを伝染病から守っているのです。集めてきた蚊やボウフラの研究。今までの調査で、蚊は一晩に4キロ以上も飛ぶことが分かりました。富井市長ご自慢の、ヘリコプターによる薬剤散布作戦。日本脳炎を防ぐため、今年は1200ヘクタールの水田のボウフラ退治。京都のまちから日本脳炎を出さないようにと、防疫事務所の職員は、日夜、努力を続けています。

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