Q5

ハシリ(オクドサン)

最奥まで全長約60mあるトオリニワの台所部分のことをハシリといいます。上部の吹き抜けは「火袋」といい、煙出しや放熱、通気や採光などの役割を持ちます。カマドは現在3つありますが、もとは4つあり左からそれぞれゴハン・湯沸し・煮炊き・大鍋と焚口ごとに使い方が決まっていました。カマド上部の荒神棚には火や竈の神である三宝荒神が祀られており、その横には伏見人形の布袋さんと神が宿るといわれる荒神松があります。この布袋さんは家に何事もなければ1年ごとに大きいものを買い足していき、7体を揃えて完成となりますが、これは七福神になぞらえたもので縁起が良く、財産がたまり、火難防止になるという御利益があるようです。また荒神棚上部には、火伏せの神様を祀る愛宕神社の「火廼要慎」のお札が貼られています。井戸は昭和39年の阪急電車の地下工事以降涸れてしまい、現在では使われていません。

Q5.火伏せの「火廼要慎」というお札はどこの神社のお札でしょうか?

キーワードのQ5=解答の4文字目!

画像出典:KPPO浜田昌樹氏撮影