Q4

大裏

両側町.png 今回の展示で皆様にお見せすることは出来ませんが、オクドサンを奥進むとオオウラという大きな裏庭が存在します。一般的な京町家には基本的にこのような空間は存在しません。なぜ長江家住宅には存在するのかというと、きちんとした理由があります。京都の伝統的な町の区画の方法は、図のような変遷を辿ってきました最後の両側町という区画では、その街の中心部分に建てられている京町家は必然的に奥行きが60mの京町屋が建設されます。その部分にここ、長江家住宅が建っています。

また、長江家の大裏では茶室の跡も見られます。このような奥行の深い大規模京町家では、オオウラは子供の遊び場や茶室、家庭菜園と染色作業場といった様々な用途で使われていました。この様な歴史を長江家でも感じることが出来ます。写真が撮られた時代は、現代の様な公園や児童館は少なかったため広い屋敷の大きな庭が子供たちの溜まり場だったのかもしれませんね。

Q4.この絵で使われていた「いじわる」という意味の京ことばは次のうちどれしょうか

①おぶ

②コンチキチン

③いけず

④あんじょう

キーワードのQ4=解答の文字目!

<参照〉

京都市景観・まちづくりセンターHP