C1.2.45 「百姓与一兵衛」

絵師:長谷川小信〈3〉(貞信〈3〉)
出版:大正
判型:大判錦絵揃物のうち
所蔵:赤穂市教育委員会市史編さん室
作品番号:AkoCH-S0011-02

 C1.2.44~46は、3代長谷川小信(3代貞信)による『忠臣蔵』五段目、二ッ玉の場の文楽人形を描いた3枚で、定九郎・与一兵衛・勘平の人形を描いている。この場面で、与一兵衛は山賊になった塩冶浪人定九郎に刺し殺され、懐の50両を奪われる。その直後、定九郎は勘平に猪と間違えて撃たれる。勘平は火種が消えないように火縄を振りながら登場する姿で描かれる。44と45はうちだ版。46は大正15年(1926)に美術社から出版された小信の木版画帖『日本名物 大阪文楽座人形画集』に収録されている。この画帖は、人形浄瑠璃の舞台装置図と文楽人形図で構成されている。

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