C1.2.17 「斧定九郎」

絵師:国升(五蝶亭貞升)
出版:嘉永2年(1849)
判型:中判錦絵2枚続
所蔵:立命館ARC
作品番号:arcUP2491

 C1.2.17と18は続絵になっている。嘉永2年(1849)4月、角の芝居の『仮名手本忠臣蔵』に取材した作品。五段目の「二ッ玉」の場面で、猪と思って撃った勘平の鉄砲が定九郎に命中したところ。定九郎の左胸あたりに命中したのであろう、血が噴き出し、両手は血に染まり、口から血を流している。定九郎の背後には煙硝が立ちこめている。定九郎は3代目嵐()(かん)

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