B2-08-03 大ほし由良之助 尾上菊五郎

絵師:国貞〈1〉
出版:天保8年(1837)
判型:大判錦絵2枚続(竪絵)
所蔵:立命館ARC
作品番号:arcUP4022(arcUP4021~22)

 
 天保8年(1837)8月中村座の上演に取材したもの。階上から密書を盗み読んだお軽(初代岩井紫若)を、由良之助(3代目尾上菊五郎)が梯子をかけ、直接階下に降ろそうととする場面を描く。
 この前の手紙を読むシーンが柱絵や掛物絵で描かれるのが多いのに対し、梯子の場面も、二階の高さを表現するには竪2枚続の構図が効果的であるはずだが、なぜか作例が少ない。.