絵師:国貞〈1〉
出版:天保6年(1835)
判型:大判錦絵3枚続
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0288-02(AkoRH-R0288-01~03)
七段目。由良之助が密書を盗み読んだおかるに身請け話をもちかけるため梯子で階下へ下ろす場面。おかるが初代坂東玉三郎、由良之助が5代目団蔵で、天保6年(1835)8月の森田座の舞台に取材したものと思われるが、平右衛門が初代三枡源之助で描かれており、この時の配役である初代沢村訥升と一致しない。版元も右2枚と異なっているので、別の上演時に役者の顔などが改刻されたものが組み合わされたのかもしれない。