B2-02-01 由良之助 市川団十郎

絵師:国貞〈1〉
出版:文化12年(1815)
判型:大判錦絵
所蔵:立命館ARC
作品番号:arcUP2177

 
 七段目の由良之助。祇園一力茶屋の縁先で顔世からの密書を読んでいたところ、階上から盗み読んでいたおかるが落とした簪の(かんざし)音に気づき、あわてて手紙を後ろ手に隠したところ。手紙の冒頭は、床下で盗み読んでいた九太夫によって引きちぎられている。文化12年(1815)9月の河原崎座、もしくは文化13年(1816)7月中村座の舞台姿を描いたもの。