5.3.VR展示の特徴

今回のVR展示では、第二幕「雑司ヶ谷四ツ谷町の場」にVRゴーグルを通して入り込み、お岩AIと会話して、お岩の身に何が起こったのかを探る遡行型物語体験ができる。また、歌舞伎用語についても、お岩AIに聞くことができる。

《あらすじ》

仕えていた家がお取りつぶしとなり、浪人になった四谷左門と、その娘のお岩。二人は浅草寺の近くで、貧しい暮らしを強いられていた。ある日、帰りの遅い父を迎えに行った所、浅草観音の田んぼ裏で父の死体を発見する。父のかたき討ちをしてもらうため、お岩は一度離れた夫・民谷伊右衛門の元へ戻る。しかし、伊右衛門からは邪見に扱われる日々が続き、息子を生んだ後、お岩は病にふせってしまう。そんな時、隣家に住む伊藤喜兵衛から、病に効く薬を渡される。薬を飲んでにわかに苦痛を覚えるお岩。目を覚ますと、お岩は醜い姿に変わってしまっていた...

以下のような質問を通して、物語の真相を探ろう。

~四谷怪談について~
・なぜ、お岩の容姿は醜く変わってしまったのですか?
・伊藤喜兵衛はどのような意図で薬を渡したのですか?
・お岩の父が殺された日、何があったのですか?
・敵討ちはどうなったのですか?
・ずいぶんと寒そうですね?
・なぜ傘が置いてありますか?
・なぜ蚊帳は取り去られたのですか?
~歌舞伎用語について~
・すっぽん
・だんまり
・どんちゃん
・合引(あいびき)
・合方(あいかた)
・奈落(ならく)
・差し金(さしがね)
・消え物(きえもの)
・荒事(あらごと)
・長丁場(ながちょうば)

《音声の特徴》

お岩のAI音声として、1923(大正十二)年5月、市村座『形見草四谷怪談』でお岩を演じた、六代目尾上梅幸の声を再現している。

ARC大西SPレコードコレクションから、六代目尾上梅幸の演じた『与話情浮名横櫛』のお富、『伊勢音頭恋寝刃』のお紺の音声データを活用している。下記の関連リンクから、これらの公演の音声を確認することができる。

(本田)

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