2.3.0.市川団十郎家

絵師:豊国〈3〉
判型:大判/錦絵 3枚続
作品名:古今俳優似顔大全 市川家系譜
出版年月:文久2年(1862) 8月 江戸
資料番号:arcHS03-0007 所蔵:立命館ARC。
※「日本市川三筋之巻物」の内

市川団十郎は、初代から数えて、現代まで13代を数える。荒事を確立した初代、荒事に和らかみを加えた二代目、実悪・敵役を得意とした四代目、文化人とも交わり江戸劇団の中枢を担った五代目など、早世した三代目・六代目以外の代々の市川団十郎が江戸歌舞伎に果たした役割は大きい。七代目団十郎が制定した「歌舞伎十八番」の演目は、四代目までの団十郎が演じて当りを採った作品から選ばれている。 
お江戸の飾海老と江戸の名物ともなった市川団十郎家は、七代目の時代には中村・市村・森田の三座の座元に並び立つ江戸役者の筆頭としての地位を獲得し、明治時代に入ると九代目団十郎は、劇聖とまで呼ばれる役者唯一の家柄となった。(a.)

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