H1 独りで描かれた所化.

作品名:「助高屋高助」
上演:文化7年(1810) 4月 江戸・市村「沢紫鹿子道成寺
絵師:歌川豊国〈1〉
判型:大判錦絵 3枚続カ
所蔵:立命館ARC(arcUP1083).

娘道成寺は白拍子花子の舞が中心であるため、その他の登場人物は単独で描かれるほど重要な役ではない。この絵は続き物の一枚であり、この右側に白拍子が描かれている絵がある。人物は二代目助高屋高助であり、一人描かれている絵は現代のブロマイドのような価値があったかもしれない。(堀)