B5-02G 賤ケ岳七本鎗 片切助作

巻4

柴田側の安彦五右衛門は片切と戦い、形勢不利をみて逃げ出す。そこへ豊島以兵衛、長井五郎左衛門が馳せよって片切と戦うが、叶わじと三人は逃げ出す。片切はこれを追い、安彦が木の根につまずき、残りの二人も将棋倒しにその上に倒れこむ。片切は大鎗でただ一突きに三人を突き通して木の根に縫い付ける。