B3-01蘇鉄の怪異 巻5 堺の妙国寺には大きな蘇鉄があり、一度枯れかかったが法華経を読むと蘇り、世の評判となった。信長はこの蘇鉄を安土城に移し替えたが、夜になると「妙国寺に帰ろう」という声が聞こえ、森蘭丸に調べさせると蘇鉄の発するこえであるという。信長は怒って蘇鉄を伐らせようとしたが、伐ろうとした人足たちは蘇鉄の下に倒れてしまう。信長はこの蘇鉄が霊木であることを悟り、妙国寺に返した。 関連記事 B3-01S蘇鉄の怪異 手燭を持つ森蘭丸と怒る織田信長 B3-01-01 歌川国芳 「頼朝公の命をうけて土佐坊昌俊... B3-01-02 歌川芳艶 「瓢軍談五十四場」 「春長公蘇... B3-01-03 歌川芳房 「見立十干之内」 「蘇鉄の木」... 投稿日:2018年6月15日 by arc カテゴリ: 第三編 [編集]