A2 『絵本太閤記』の出版と絶版

太閤記の流行
 寛政9年(1797)から享和2年(1802)にかけて出版された大坂の読本『絵本太閤記』は江戸でも大人気を呼び、錦絵も出版されたが、文化元年(1804)、禁忌である天正以来の武者を描いた咎で、歌麿、豊国らは手鎖などの処罰を受けた。『絵本太閤記』、関連の錦絵、類書は絶版となった。


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