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2006年07月19日

●天智天皇

秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ

評釈:秋の田の刈り取った稲穂を見守るそまつな仮小屋の草ぶきの目が粗いので、私の衣の袖は、露にぬれ続けるのである。

出展:後撰集 秋中
作者:第38代天皇。舒明天皇を父にもち、母も皇極天皇。中大兄皇子のとき、藤原鎌足とともに蘇我入鹿をほろぼし、また、大化の改新を断行したことで知られる。大津宮に遷都し、「近江令」を作るなど、律令制度を整えた。

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