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2008年03月29日

●大江山酒呑退治

01ル42
丹後地方の伝説をテーマにした糸井文庫の錦絵の中では、酒呑童子が最も充実していると言えるが、その中でも、名品といってよい作品である。
3枚続の横長画面を使い、酒呑童子と対決する頼光主従を描く。首だけとなってもなお、力の衰えない酒呑童子にたじたじとなっている緊迫した場面は迫力がある。
中央の酒呑童子の画面には文字を配置しないところにも工夫が見られる。

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