No.20


No.20A  左国易一家言(さこくえきいっかげん)
立命館ARC所蔵(arcMD01-0004)
巻:下  丁付:二十一・二十二・二十三・二十四
横75.5×縦20.2×厚2.0cm

noimage.jpg

No.20B  左国易一家言(さこくえきいっかげん)
藤井文政堂(F0056○)
巻:中、(袋)  丁付:三十七・三十八・三十九、(袋)
横76.4×縦20.3×厚1.8cm

20B.jpg

No.20C  左国易一家言(さこくえきいっかげん)
個人所蔵
文政元年(1818)  半紙本3冊

20C-1.jpg 20C-2.jpg

No.20Cの版本表紙見返しには「浪華書賈 浅野屋星文堂」(藤屋弥兵衛)とあるが、No.20Bの版木では同箇所が文政堂となっているのがわかる。「書賈文政堂」の前後は削られ、「文政堂」と入れ木されており、元は異なる書肆の名前を改めた痕跡が認められる。『左国易一家言』は易学の解説書で、星文堂、文政堂はいずれも易学関連の書を多数上梓していた。展示品の版木は何れかの時点で文政堂が買い求め、現在まで保管されてきたものである。現在立命館大学アート・リサーチセンター所蔵のものも、何らかの事情によって離ればなれになっていた文政堂の旧蔵品と思われる版木で、今回の展示で再会する巡り合わせとなった。