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紙を濡らす

方眼紙を濡らそうとするところで思わぬ足止めを食らいましたが、
サイズ剤、ロジンの存在がわかりました。

『大百科事典』(平凡社・1985年)を見ると
水に溶けず、アルコール、ベンゼンに溶ける。
熱をかけると100~135℃で融解する。
とあります。

ロジンの定着剤の「硫酸バンド」も気になりますが、
アルコールで溶けるなら溶かしてみよう!

ということで、松脂を用意しました。

これを削り、アルコールを入れます。
   

見事溶けました! 右の写真は、水を入れたもの。溶けていません。
   

これを確認し、早速方眼紙にアルコールをかけてみました。
   
明らかに水だけの場合と違います。
方眼紙を水に浸し、無事「濡らす」ことができました。

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コメント

松脂(ロジン)をアルコールで溶かした→だから紙が濡れた、と結論しています。
とすれば、一度濡れた方眼紙はロジンが無い状態になっていることになりますので、充分に乾燥させた後で水のみで濡れるかどうかを確認しないとおっしゃるような結論にはならないのではないでしょうか?

k.さん
コメントありがとうございます。確かにそうですね。
実際中性紙とわかったわけで、ロジンは入っていないかもしれませんが、おっしゃるとおり、
私の結論が正しいならば、乾燥させた後に水のみで濡れるはず。
それを示さないといけなかったですね。反省します。
検証してアップしますので、しばしお待ちください。

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