蘭亭四十二賢
らんていしじふにけん
画題
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解説
⇒曲水宴
画題辞典
蘭亭曲水の宴に會したる四十二賢の称なり。左の如し、蘭亭のことに就いてはその條下を見るべし。王羲之、徐豊之、謝安、王淑之、王粛之.王林之.王徽之、謝安、孫☆、孫統、表嶠、(以上詩二首を賦せるもの)王豊之、曹茂之、王玄之、郗曇、王蘊之、王煥之、華茂、庚友、虞翊、魏滂、謝絳、庚温、曹平、桓偉、孫嗣、(以上詩一首を賦せるもの)謝魏、十迪.立旄.揚謨、曹禋、孔熾、列密、虞谷.労夷、后綿、華耆.任漱、謝藤、呂木、王献、(以上詩成らず罰酒を科せられしもの)
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
蘭亭曲水の宴に会したる人々、四十二賢、(一本名数画譜には四十三賢に作る)曰く
王羲之、徐豊之、謝安、王彬之、王粛之、王淑之、王徽之、孫統、孫綽、袁嶠、謝万
以上詩二首を賦せる人々
王豊之、曹茂之、王玄之、郗曇、王蘊之、王渙之、華茂、庾友、虞翊、魏滂、謝繹、庾蘊、曹華、桓偉、孫嗣
以上詩一首を賦せる人々
謝瑰、十廸、丘旄、楊模、孔熾、劉密、虞谷、労夷、后綿、華耆、任漱、謝藤、呂糸、呂本、王献之、曹禋
以上詩成らずして罰酒を科せられた人々
蘭亭は今の浙江省紹興府城を距る十三清里の処にある。
蘭亭曲水を画いた主な作
与謝蕪村筆 『蘭亭屏風』 帝室博物館蔵
谷文晁筆 原善一郎氏蔵
曽我蕭白筆 『蘭亭曲水』 前田侯爵家旧蔵
田中訥言筆 愛知河東氏蔵
平福穂庵筆 秋田本郷家旧蔵
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)