雨乞小町

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総合

天下旱魃の時、小町が平安京の神泉苑で雨乞いの和歌「千早ふる神もみまさば立ちさばき天のとがはの樋口あけたまへ」を詠じ、この歌の徳で大雨がたちどころに降ったという話。ただし雨乞いの和歌は普通「ことはりや日のもとなればてりもせめさりとてはまた天が下とは」として、この方が多く伝わっている。

〈出典:原色浮世絵大百科事典 昭和56,11,30 大修館書店〉あまごいこまち


画題

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解説

東洋画題綜覧

おののこまち「小野小町」を見よ。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)


小野小町が旱天の折一首の和歌を詠じて雨を祈つた処、忽ち雨の降り出でたと云ふ故事による、歌は三十六人集にある。

日の照りけるに雨乞の和歌詠むべきせむじありて

千早ふる神もみまさば立さわぎ天のとがはの樋口あけ給へ

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)