赤松子

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せきしょうし


画題

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解説

画題辞典

一。赤松子は神農氏の時の雨師なり、心を煉り氣を服し水に入りて濡れず、火に入りて焼けず、崑崙山に至り西王母の石室に止まり、風雨に随つて上下す、高辛の時、再び世に顕はれて雨師となり人間界に遊ぶという、

稲垣子爵所蔵に劉浚筆あり。

二。仙人黄初平を以て赤松子とするものあり、黄初平の条を見るべし。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

支那の仙人、神農氏の時の雨師で、その生涯変幻を極め摩訶不思議な処が面白い。

赤松子、神農時雨師、服氷王教神農、能入火不焼、至崑崙山常止西王母石室中随風雨、上下、炎帝少女追之、亦得仙倶去、高辛時為雨師間々遊人間。  (列仙伝)

これを画いたものに次の作がある。

劉俊筆  稲垣子爵家旧蔵

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)