蒲公英

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たんぽぽ


画題

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解説

東洋画題綜覧

春の野を彩る菊科の小草、早春の頃芽を出し刻み込みの多い葉を放射状に生じ地に這ひ、その中央から白い細毛に蔽はれた花梗を出し、黄色の舌状花を開く、よく菊に似てゐる、花が終れば結実し、種子は白い毛の為めに空中に飛散する、その花梗を切ると切口から乳のやうな液を出す、稀には白花もある。

紫雲英と共に春の野草中、最もよく知られてゐるので、従つて絵などに現はるゝ場合も極めて多い。

有名な抱一の草花絵巻の中には極めて美しく描かれ、住吉内記の作で春野を描いた中にも、これが扱はれ、横山大観には、花の盛と散つて飛ぶ花とを描いた作があり、結城素明の「春遍」(昭和十六年大日展出品)にも蒲公英が忠実に画かれてゐる。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)