般若隈

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はんにゃぐま


総合


歌舞伎

山中平九郎が工夫した隈取で、一名平九郎ともいう。藍隈をとって、目と口に紅を加え、般若の面相を象徴したもの。 宝永二年(1705)市村座で鬼女に扮する平九郎は、自宅の二階で鬼女の顔の隈取を工夫していた。その時妻(一説に下女)がその恐ろしい顔を見て、梯子から落ちて気絶したという逸話がある。