称名寺

提供: ArtWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

しょうみょうじ


画題

画像(Open)


解説

画題辞典

称名寺は武州金澤にあり、亀山天皇の勅願寺にして、金澤顕時の建立なり、有名なる金澤文庫の遺跡あり、

同寺所蔵称名寺伽藍図は国宝なり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

武蔵国久良岐郡なる金沢にあつて、金沢八景の一である、位置は金沢村の北、谷津の東の山上にあつて瀬戸橋の北半里、金沢越後守平実時入道正慧の菩提所で「文永六年創建、金沢氏は当時鎌倉の勢家で、殊に佳景の地を相し、此に伽藍を建て文庫をも置いたのであるが、後世頽破し近世僅かに百石の寺禄を伝へ、仏堂のみを修理したが殆んど旧観を存せず。  (大日本地名辞書)

金沢に至つて称名寺といへる律の寺あり、昔為相卿「いかにして此一本のしぐれけん山に先だつ庭のもみぢ葉」と侍りしより後は、此木青葉にて玄冬まで侍る由、聞ゆる楓樹朽残りて仏殿の軒に在り。  (北国紀行)

同寺に『国宝称名寺伽藍図』があり、又、金沢八景の一として版画等に画かれたものもある。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)