柱巻の見得

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はしらまきのみえ


総合


歌舞伎

解説

見得の一つ。柱や立木を両手で抱え、片足も巻いて止る演技。 座頭のみが許されるとされてきた。

「民俗信仰の神が目立った木に現れるという意味から生じた」(「演劇百科」加賀山直三)との説もある。

なお、能楽でも、「道成寺」に「祈」でシテ柱に左手をかけて鐘を見込む型がある。

事例:「鳴神」の鳴神上人。女方では、「十種香」の八重垣姫、「野崎村」のお染など、袂で柱を抱える型がある。