四条畷

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しじょうなわて


画題

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解説

東洋画題綜覧

大阪府北河内郡にある、楠木正行戦死の史跡、いま別格官幣社四条畷神社があり、附近に正行殉節の場所及和田賢秀の墓がある、四条畷神社は飯盛山の麓にあつて、祭神は楠木正行、同正時、和田賢秀の外殉節の士であるが、墓場の碑に録せられたるは、三柱の外左の人々である。

大塚掃部介惟久、関住良円、畠山与三職俊、三輪西阿、畠山六郎、河辺石掬丸、和田新兵衛、野田四郎、阿間了願、和田紀六左衛門、青屋刑部

で、摂社御妣神社の祭神は正行の母堂である。なほ正行戦死の場面には『四条畷』と題し、歴史画としてよく描かれるが、第三回文展には松本楓湖の力作『楠正行四条畷奮戦』がある。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)