ぜんざいさいやく
文殊、善財をして薬を採らしむ、善財一枝草を拈起して文殊に度与す、文殊接得し衆に示して曰く、此薬亦能く人を殺し亦能く人を活かすと。
(『画題辞典』斎藤隆三)
文殊師利、善財童子をして薬を採らしむ、善財、一枝の草を採つて文殊に示す、文殊之を受け衆に示して曰く、此の薬亦善く人を殺し亦能く人を活かすと、『華厳経』に出づ。
画題として撰まる。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)