二十客

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にじゅうきゃく


画題

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解説

画題辞典

二十客とは花鳥画題の一にして、芍薬(嬌客)、鳳仙(羽客)、紫薇(高調客)、水仙(雅客)、杜鵑(仙客)、萱艸(歓客)、橘花(雋客)、梔子(禅客)、来禽(靚客)、山礬(幽客)、棟花(晩客)、菖蒲(隠客)、枇杷(粗客)、玉繍(巾客)、茉莉(神客)、凌霄(勢客)、李花(潔客)、迎春(僣客)、山丹(豪客)、菱花(氷客)是れなり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

宋の新添の撰にして、四季の花二十種を撰び二十客としたもの、南画家の好んで図する処である。

芍薬(矯客)   鳳仙(羽客)   紫薇(高調客)

水仙(雅客)   杜鵑(仙客)   萱草(観客)

橘花(雋客)   梔子(禅客)    来禽(靚客)

山礬(幽客)   楝花(晩客)   菖蒲(隠客)

枇杷(粗客) 玉繍(巾客) 茉莉(神客)

凌霄(勢客) 杏花(潔客) 迎春(僣客)

山丹(豪客) 菱花(水客)

右の中、杜鵑は躑躅類の一種『さつき』であり、紫薇は百日紅、和名『さるすべり』のこと、来禽は林檎、山礬は詳かでないが、古書には沈丁花の類といひ、七里香の名ありと書譜には誌し、芸香としてゐる書もある、凌霄は『のうぜんかづら』、山丹は姫百合をさし、迎春は『わうばい』を指す。なほ玉繍は『しもつけ』楝は樗と同じで『あふち』又は『せんだん』と呼ぶ。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)