上野

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うえの


画題

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解説

画題辞典

江戸已来東都名所の随一なり。桜花満山、陽春の観花最も知らる。古来画かるゝ所多し、菱川師宜図(東京帝室博物館蔵)、菊池容斎図(西本願寺蔵)、橋本雅邦図、川瑞玉章画の如きその二三なり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

江戸以来の東都名所、現在は恩賜公園で園内には東京帝室博物館、恩賜動物園、科学博物館、東京府立美術館などの建築の外、江戸以来の名所として東照宮、寛永寺、両大師などがあり、山下には不忍池あつての名所であり、有名な弁財天がある、道を隔てて山麓に五条天神がある、上野はの名所として名高い。

山曰忍岡、水曰忍池、山雖不甚高、水雖不甚広、江都中山水相射者、除此少有、可不愛哉、山多桜樹、水出芙蓉、赤城紅霧、錦城錦繍、都人之遊、春秋尤為盛矣、予好勝之僻、嘗賃居湖瀕、課業之暇、兀坐煮茶、玩風光于楼欄外、春之明媚、秋之惨憺、帰雲抹靄、早晩之変、莫不領略、当時詠桜雲曰、

不是晴雲不雨雲、雲容尚仍雲不分、粉松抹杉西又東、雲乎雲也雲氛氳、始則淡紅終濃白、子細看来凝成紋、軽風一日吹不散、微雨三更潤得分、想見楊妃卯時酔、新浴洗醒紅尚薫。  (江戸繁昌記)

上野東叡山や不忍を描いたもの浮世絵に多い。

一立斎広重筆  『忍ケ岡』   三原繁吉氏蔵

同       『東叡山』   前田武次郎氏蔵

二代目広重筆  『清水堂』   幸尾隆太郎氏蔵

歌川豊春筆   『忍ケ岡図』  三原繁吉氏蔵

昇亭北寿筆   『東叡山麓』  根本正氏旧蔵

渓斎英泉筆   『不忍春景』  九鬼三郎氏蔵

葛飾北斎筆   『上野晩鐘』  根本正氏旧蔵

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)