さんひつ
我国にて能書の人三人、嵯峨天皇、橘逸勢、僧空海、是なり。
(『画題辞典』斎藤隆三)
書道の達人三名を挙げたもので、最も普通には嵯峨天皇、僧空海、橘逸勢の三人で、これは元禄十年版の合類節用集に載する所、この外になほ三筆あり、左の通りである。
世尊寺三筆、行成、行能、行尹 (同書)
京都三筆、近衛三藐院、本阿弥光悦、松花堂昭乗 (近代世事談)
土佐派三筆、光長、光信、光起。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)