日本文化情報



浮世絵展 北斎と広重

京都文化博物館 北斎と広重展
会期 2006年7月26日(水)~8月17日(木)
月曜休館(祝日の場合はその翌日)

山部赤人

田子の浦にうちいでて見れば白妙の富士の高嶺に雪はふりつつ

柿本人麻呂

あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む

持統天皇

春すぎて夏来にけらし白妙の衣はすてふ天の香具山

天智天皇

秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ

京都府総合資料館の歴史文化資料

立命館大学アート・リサーチセンターと京都府総合資料館の共同研究による、歴史文化資料閲覧システムが公開されました。
歌舞伎番付やかわら版を見ることができます。

京都府総合資料館の歴史文化資料

京都の花街名鑑の再開

 アート・リサーチセンターには、江戸期の京都文化・芸能資料が数多く集ってきている。その中に、花街名鑑とジャンル分けできる『園のはな』があったが、天保の改革により、祇園そのものが閉鎖されてしまい、名鑑を出版できなくなったことは前に述べた。
 その天保の改革の縛りがゆるみだすと、祇園は再び活況を取戻していったが、おそらく、嘉永の末には、天保改革以前の賑わいを見せ始めていたと思う。その理由は、やはり花街名鑑が復活しているからである。現在、やはりアート・リサーチセンターに所蔵されている『祇園新地歌妓名譜/全盛糸の音色』は、文久三年正月の刊記をもつ祇園花街名鑑である。
『全盛糸の音色』奥付