市村羽左衛門

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いちむらうざえもん


総合


歌舞伎

定紋櫓橘。屋号橘屋。江戸歌舞伎三座の一である市村座の座元として由緒ある家柄。世代により、俳優を兼ねた。八世、九世、十二世、十五世が著名。七世までは宇左衛門と書いた。

十五世

明治七年-昭和二十年(1874-1945) 五世尾上菊五郎の甥。市村家橘を経て明治三十六年襲名。容姿に優れ、舞台も明るく、五世尾上菊五郎の芸風を継いだ二枚目役者として大正昭和の花形。切られ与三、清心、勝頼等が当たり役。

十六世

十五世の子。名をあげずに没した。

十七世

故六世坂東彦三郎の長男で大正五年生まれ。七世彦三郎から昭和三十年に十七世羽左衛門を襲名した。 芸風は羽左衛門の名にあわないが、地味で調子がよく、老役と赤面の適役がうまかった。故実 に詳しく、尾上菊五郎劇団随一の物識り。