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うそ


画題

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解説

東洋画題綜覧

鷽は雀科の小禽漢名拙老婆、異名うそ姫、より少しく大形で、色彩優美なるのみならず、啼声又愛すべきものあるを以て、屡々飼鳥とされる、本種は我国では山地で蕃殖するものあるも、多くは冬鳥で時に大群をなして渡来し、梅や桜の花蕾を啄むことあり、頭上と嘴に沿ふ部は真黒色、背は青灰色、腰は白色、上尾筒は真黒色である、翼の風切羽は黒色で初列風切羽の外弁には白色部があり、最内側三列風切羽外弁には鮮紅色部がある、顔側及喉は美しい淡紅色を呈し其以外の腹面は青灰色を呈し、腹部中央と下尾筒は白色である、嘴は極めて短かくして黒く太く脚は褐色で、翼長八三粍内外、嘴峰九粍、亜細亜の東北部に分布し我国では樺太以南九州迄之を見る。  (動物図鑑)

鷽は以上の如く美しい姿を呈してゐるので冬から早春にかけて、花鳥画の好画材としてこれを描いたもの枚挙に遑もない。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)