絵兄弟(山東京伝)

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えきょうだい


総合

概要

自序に「かの俳諧句兄弟にならひて晋子其角の響きをかり、新梓戯作絵兄弟と題して、兄弟分の書肆らに授け、売物には花をかざれと自ら讃美そやして叙す」とあり、其角の『句兄弟』にみる兄句、弟句の対比の趣向を借りて、見立戯画に仕立てたもの。挿絵は、見開きの右側を兄、左側を弟として、まったく異なる二つの題材を、形の類似という観点でむすびつける。題材には「万歳」と「浅妻船」、「牛若丸」と「居合抜」、「湯番」と「賓頭廬尊者」、「阿半長右衛門」と「善光」、「鳥羽絵」と「初松魚」等題材十五対が描かれ、後半にはそれぞれの題についての戯文を載せている。

作者

山東京伝

刊年

寛政六(1794)年

版元

蔦屋重三郎鶴屋喜右衛門

所在・翻刻複製

写本

版本

国会、東博、京大潁原、東大、東北大狩野、旧安田、漆山又四郎、尾崎久弥、立命館大学ARC

翻刻・複製

  • 『滑稽絵本全集』(古谷知新編、文藝書院、1919年)

巻冊

一巻一冊

種別

絵本

丁数

  • 挿絵15丁
  • 全丁数37.5丁

参考文献

  • 中野三敏「見立絵本の系譜」(『戯作研究』、1981年)
  • 中野三敏(日本古典文学大辞典編集委員会編集『古典文学大辞典』、岩波書店、1983年)

Ryoko Matsuba 2010年12月12日 (日) 08:33 (JST)

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