びゃくえかんのん
画題
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解説
北宋以降、広く信仰を集めて作品が残された。白い衣に白蓮や渓流の岩に座った姿で柳の枝や水瓶を持つ。なお、楊柳観音や水月観音も同じ持物を持つ。
東洋画題綜覧
自在天身、面門は白肉色紅蓮衣を執持し宝冠天帝の衣があり、帝釈の相を具足する、最も多く絵画に描かるもの、伝に長白山中にありともいふ、白衣大士とも称す
牧谿筆 猿鶴三幅対 京都大徳寺蔵
伝兆殿司筆 京都相国寺蔵
春浦賛筆者不明一点 京都真珠庵蔵
此外枚挙に遑もない。近代の作にも多い。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)