狂言作者

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きょうげんさくしゃ Kyōgen sakusha


総合


歌舞伎

歌舞伎劇場専属の劇作家のこと。 歌舞伎は寛文四年(1664)二幕以上の構成を持つ続き狂言が生まれ、複雑な筋立が必要となるにつれ、台本と専門の作者が要求された。最初は俳優中の文筆の才あるものが作者を兼ねていたが、俳優から作者として独立したのは富永平兵衛である。その後近松門左衛門によって作者の地位が確立されてから、座付狂言作者が相次いで現れ、特殊な制度と職掌が生れ。 一応の完成を見たのは宝暦期である。首席の作者を立作者、その下を二枚日、一二枚目の作者という。さらにその下に狂言方、見習作者と階級があったが、劇作に当るのは三枚目作者までである。明治時代に部外者の脚本が上演されるに至り、この制度は廃れてきた。