栗鼠

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りす


画題

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解説

東洋画題綜覧

栗鼠はに似て鼠より大きく、専ら樹の上に棲み、昼活動して植物の果実や種子、樹皮や葉の新芽などを食し、時に昆虫や小鳥の卵などを食ふこともある、よく人に慣れて愛すべく、其の蕃殖の季節になると、樹間や禾本類の植物や葉などで巣を造り二匹から六匹位までの仔を生む、本邦に棲息する種類としては、普通種の外に蝦夷栗鼠、樺太栗鼠、縞栗鼠などがある。樹木に攀ぢ登ることが巧みで四肢を自由に働かせ、よく硬い木の果の皮などを剥く、睡る時にはその尾を敷いてこれが上に眠るといふ。

栗鼠は花鳥画の好画材として、昔からよく描かれるが、元の用田は特に栗鼠の名手として聞え、『君台観左右帳記』にも『墨絵栗鼠』と特記してゐる、此の外牧谿にもあり、雪村も之を描き、近代の画人にも此を画いたもの極めて多い。

に栗鼠を配するもの、葡萄に之を添へるもの、構図もいろ/\である。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)