新皿屋舗月雨暈

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しんさらやしきつきのあまがさ


総合


歌舞伎

河竹黙阿弥作、明治十六年初演。通称「魚屋宗五郎」 五世尾上菊五郎が演じ、六世にうけつがれて好評であった。その眼目は、宗五郎の酒乱で、殊に六世菊五郎は入神の写実的演技を見せた。従って全体としてはお家騒動をからませたものであるが、後半の酒乱のくだりのみ演ぜられる。 妹が無実の罪で殺されたことを知った宗五郎は酒をのみ、酔が廻って酒乱となり、妹の奉公先の磯部邸へのりこむ。段々に酔がまわってくるところ、酔った勢で思うさま恨をのべるところが面白い。やがて酔もさめ、妹を謀殺した岩上典蔵の首を見せられた宗五郎は、よろこんでひきあげる。