戴安道

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たいあんどう


画題

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解説

画題辞典

戴安道、名は逵、字は安道、晋の人、会稽剡縣に徒る、博學能文、善く琴を弾じ亦書画に工なり、性高潔にして礼度自ら処る、太宰武陵王晞その琴を善くするを聞き、人を遣りて之を召す、逵、使者に対し琴を破りて曰く、戴安道は王者の伶人たる能はずと、孝武の時累徴せられしも就かず、曽つて王子猷雪夜に安道を訪ひしことは剡渓訪戴の条を見るべし。

戴安道を画きしもの英一蝶図あり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

戴安道は晋代の人、名は逵、字は安道、譙郡の人、博学穎悟にして能文、また琴をよくし、書画に工で画は範宣を師とし人物及び山水画に妙を得、其の観音は最も得意とするところで、みな帖金をしたといふ。又、常に琴を弾じて楽しむ。ある時太宰武陵王晞、これを聞いて人を遣はして之を召す、逵その使者に対し琴を破つて曰く、戴安道は王者の伶人たるを希はずと、孝武帝の時召されたが辞して就かず、その子戴勃、戴顒また画をよくし、殊に戴勃の山水は顧愷之に勝ると称せられた。王子猷が剡渓に戴安道を訪ひ会はずして帰つた逸事は剡渓訪戴として有名であり、戴安道を画にしたものには英一蝶の作がある。

えんけいほうたい「剡渓訪戴」の項参照。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)