慶安太平記

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けいあんたいへいき


総合


歌舞伎

慶安四年の由井正雪の謀反事件が題材であるが、徳川治下の江戸時代には幕府をはばかって脚色されず、明治三年初世市川左団次のために河竹黙阿弥が書いた。通称「丸橋忠弥」。 左団次はこれが出世芸となり、二世左団次も得意としてよく演じた。昭和中頃には「堀端」と「忠弥 召捕」の場がもっばら出される。 「ここで三合かしこで五合、拾い集めて三升ばかり……」と酒によった丸橋忠弥が、吠える犬に投げつけるとみせて、江戸城の堀へ石を投げて水の深さをはかる。通りかかった松平伊豆守は、その正体をあやしいと見破る。舅藤四郎の訴人で、忠弥はついに召捕られる。