山の幸

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画題

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解説

画題辞典

山の幸は神代巻の謂ゆる「毛塵物毛柔物」にして山中の獲物なり、神代に彦火々出見尊之を保ち給ひしとなり、海の幸と對照して画かる、彦火々出見尊の條参照すべし。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

海の幸に相対する語、山の獲物の義、古事記の所謂『毛のあらもの毛のこしもの』で、彦火火出見尊の領する処であつた。山の獲物に斯く題することもあり、彦火火出見尊の作に斯く題した場合もある。

故火照命は海幸取毘古として鰭の広物、鰭の狭物を取り給ひ、火遠理命(彦火火出見尊)は山幸毘古として毛の麤物毛の柔物を取り給ひき。  (古事記)

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)